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「沙門空海 唐の国にて 鬼と宴す 巻ノ二」 感想


禍々しい

静かな
淡々と言ってよい程
静かな文体で語られる
その物語は 

とても禍々しい

そこで起きる 
奇怪な出来事は描写のあり方がとても生々しく
私が思う
「呪」のイメージとピタリと重なる

夢枕 獏氏の作品を多く読んで来たからかもしれない
「呪」に施された術への描写が
ただの空想ではない
理を持った技であることを感じさせる

なんと言えず 禍々しい

この禍々しさと 
全体を貫く静かな文体のアンバランスさが
不思議な空間を創り出している

(2004 著:夢枕 獏)

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